気になるニュースを読みました。
東京都の人口が転出により減っているというものです。
総務省の住民基本台帳人口移動報告によると、
7月の東京都への転入者は2万8735人となり前年同月と比較して4203人減っています。
緊急事態宣言が出ていた5月にはデータとして比較可能な2013年7月以降で初めての転出超過(転入より転出の数字が大きくなること)となったそうです。
転入者の減少が大きく、5月に続き7月も転出超過となりました。
東京都政策企画局のデータによると
東京の人口は 1975 年以降、1995 年まではほぼ横ばいで推移してきたが、
その後は増加に転じ、2015 年は 1,352 万人となっています。
そして2025 年の 1,398 万人をピークに減少に転じるものと見込まれていたデータがあります。
東京都に1箇所集中で地方がどんどん過疎化していくというかつての予想から
5年も早く人口減少が起きたのです。
コロナによる日本の経済活動への影響は計り知れません。
同時に、テレワークやDX(デジタル・トランスフォーメーション)により
東京のような大都市に物理的にいる必要性がなくなってきた業界も多数でさらに仕事への偏見が見直されています。
地方の方がより優秀な人をピックアップできるような考えも今後より広がっていくでしょう。
もちろん、サービス業や医療系や飲食などフィジカルに作業が必要な業種はテレワークやリモートワークは無理でしょうが、
業種によっては一部だけリモートワーク化することや、組織の中の部署などを部分的にテレワークにするような組織も増えるでしょう。
働き方改革とは名ばかりに、なにも変わらなかった仕事が、
未曾有のウイルスの影響により「仕事」としての本来の生産性に目を向けた考え方が浸透・普及してきているのは悪いことばかりではないなと思います。
コロナ、そしてテレワークで悪くなったことばかりに目を向けず
テレワークだからこそ良くなること、テレワークになって良かったことに焦点を当てて、
働き方の多様性として日本の「働く」ということをさらに見直して改善していく転換期なのではないでしょうか。
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それでは。