エンジニア不足について考えてみた

こんにちはAKIです。

エンジニア不足やIT人材の人手不足という話を聞いたことはないでしょうか?
IT業界では昨今この問題が懸念されています。
そこで今回は今後の市場とエンジニアの需要・価値について考察してみたいと思います。

IT人材不足とは?

経済産業省の調査によると
IT人材の不足が2020年に約37万人、2030年には約79万人と予測されています。
ただ、実際には「IT人材」の定義として、プログラミングをするエンジニアだけでなく、
営業や総務のIT企業に属する人も含まれているそうで、単純なエンジニアの数ではないようです。

今後伸びる市場

調査結果の資料によると、
クラウドビッグデータIoTのほか、人工知能ロボット情報セキュリティなど、
近年注目されるようになった先端IT技術が数多く挙げられています。
このような先端IT技術のうち、今後特にその重要性が増すもの(市場の伸び)という観点から、
これまで影響を与えてきたもの」と「これから影響を与える可能性が高いもの
という2つの視点の調査結果になっています。

それによると、
クラウドコンピューティング」、「情報セキュリティ」、「モバイル端末」などは、
「これまで特に大きな影響を与えてきた」という分類に入るという調査結果で

ビッグデータ」、「IoT」、「人工知能(AI)」については、
「これまで」よりも「これから特に大きな影響を与える」と認識されていることが読み取れる。
これらの3つについては、「今後大幅に市場が拡大する」という見方が強いとのこと。
よって、ビッグデータ・IoT・人口知能(AI)は今後爆発的に市場としては大きくなるはずです。

実際に現場の案件でも面談時などに、
Hadoopなどのビッグデータ解析経験・フレームワークの経験がある人は重宝されます。
AIはまだ案件数的にはあまり経験したことがないが(自分の経験分野から外れているという要因もある)
これからAI実務経験のあるエンジニアは重宝されていくと思っています。

ちなみに、「これまで特に大きな影響を与えてきた」視点のクラウドモバイルも、
ここ5年はまだまだ需要があると思います。GAFAの伸びを見てもそこは明らかです。
また、「セキュリティ」に関しては「これまで」の項目に入っていますが、
こちらは今後5Gの普及やモバイルの発展もあるので、これまでだけでなくこれから更に市場の需要、セキュリティに通ずるエンジニアの価値は上がっていくことが予想できます。
とくに、システム開発の現場では、プログラミングスキルは高いが、
セキュリティの意識についてはふわっとしているエンジニアも実際問題多いと思います。

プログラミングの重要化

2020年からプログラミングが義務教育への導入(小学校で必修化)もあるほどプログラミングスキルへの価値は高まっています。
親御さんが子供に習わせたい習い事でも近年では「プログラミング」が上位に入っている調査結果もあるほどです。
ひと昔前は、ピアノ・バレエ・そろばん・習字・塾などが上位にあった時代とは大違いですね。
将来的にエンジニアになるかどうかは別として
論理的な思考ロジカルシンキングを鍛えられることなどもあって人気が高いようです。

オフショア、ニアショアの更なる普及、グローバル化

中国、ベトナム、インドなどのオフショアは10数年前からありますが、
5Gなどのインフラの発展などにより今後更にリモートでの作業は増えると予想しています。
ということはオフショアも必然的に増えてきますし、国内の人手不足を海外のエンジニアで補うことも考えられます。
国内のエンジニアと海外のエンジニアを繋げられるブリッジSEの需要もより高まりそうですね。

人工知能(AI)の進歩

人口知能(AI)が発展すると
「プログラミングはAIがするんじゃないの?」という声もあるかもしれませんが、
プログラミング自体はなくならないと思います。
その域にいくのはまだ先だと思います。

デバッグ会社の重要化

デバッグ・テスト会社の需要は更に高まるはずです。
とくに近年ではデバッグ会社の需要が高まってきているなと感じています。
業務系のシステムなどは自社で単体テスト、結合テスト、総合テストまでを一貫してやるところもまだまだありますが、
エンタメ系やゲーム系は専用のデバッグ会社と提携している企業が多いです。
システム開発にデバッグ(テスト)は必須なので、質の高いデバッグができる企業は
エンジニアの供給不足に伴い、比例して需要は高まってくると思います。

最後に

色々と勝手に考察させていただきましたが、私の主観を数多く含むものもあります。
ただ、同時に正直大きくは外れないだろうなという確信もあります。

書いていて、エンジニアの未来、そしてその周りのITに関わる人たちも含めてまだまだ未来は明るいなと思いました。
今後もトレンドと市場の需要に合わせて時代に適応し、エンジニアとしての勉強方法や成長方針を考えていきたいなと思います。

それでは。

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